ファンタジーとリアル
2017年から始まったNEWSのツアー4部作が完結した。
この5年間、というよりは
このSTORYが完結するまでの1年間のことを
やっとブログに書けるメンタルになったので、
残しておきたくて、めちゃくちゃ久しぶりにブログ書きました。
■4が3になったこと
14年間NEWS担をやってきて、常に今のNEWSが1番好きって思ってたけど、
正直2020年は全然3人のNEWSを「今が1番最高」とまでは思えなくて。
きっと3人のNEWSが最高だと思える日が来るって信じてたけど、でも、出来ることならどうにかあの出来事をなかったことにして、4人のSTORYを見られないかって、叶わないことばっかり考えてた。
NEWSにおいても自分のプライベートにおいても、
常に「今が1番幸せ」と思って生きてるし、なにかしんどいことがあっても「そのおかげで気付けた大切なことがある」って本気で思えるタイプやのに、去年だけは本当に無理だった。
彼が退所を希望していたことは受け入れられたし、正直STORYを何かしらの区切りにするだろうと覚悟はしていたけど、
この4部作を4人で完走することだけは諦められなかった。
本当にワガママなのは重々承知なんですけど、もうしばらく有観客でコンサートできないんやから、無観客で4人のSTORYやって円盤出してから退所してくれ…とさえ思った。
3人のSTORYを見た時に、どんな気持ちになるかなんて全く想像できなくて。
それを見るのはもっともっと先になると思ってたし、なんか自分の気持ちにあまり向き合えていなかったというか、逃げてた。
本当はみんなも同じで強がっていたのかもしれないけど、周りのオタクはしっかり前を向いているような気がして、置いて行かれそうで怖かった。
■STORYの開催
延期と中止を繰り返して、
その間に大切な人が旅立って
何度も何度も道を塞がれて
やっと迎えたSTORY2020の開催。
3人のSTORYを見て、
初回はほとんど楽しむ余裕がなかったくらいには泣いてしまったけど、ありがたいことに複数公演入らせてもらって。
回数を重ねるたびに、なんでこんなにもNEWSのことが好きなんやろうって、その理由を思い出すことが出来た。
私、NEWSのつくるコンサートが世界で一番好き。
そう思えるコンサートを、変わらずに作り続けてくれるNEWSがそこにいた。
あぁ、だから私はNEWSが好きなんやって、腑に落ちた。
いやーーーーーそらそうですよねすみませんでした!!!ってなった。
いつも、大好きなNEWSのコンサートツアーが終わる時、寂しくて終わらないでって思ってたのに、STORYだけは違った。
ここに辿り着けたこと、ツアーを完走出来たことが本当に奇跡のようなことで、嬉しくて仕方なかったし、
何より、何かしらの区切りにするだろうと思っていたSTORYが、新しいNEWSのスタートだってことが約束されてたから。
また次、NEWSが新しい最高のコンサートをつくってくれるって、期待しかないもんね。
今の私たち、めちゃくちゃ強いよ。
■ファンタジーとリアル
NEWSが見せてくれるファンタジーは、現実の物語と共存している。
現実に戻るのが嫌になるほどのファンタジーでもなく、現実のエピソードを押し付けられることもない。
NEWSは現実を忘れさせない。全ての出来事を、優しさで包んで強さに変えてくれる。
たくさんの素晴らしい景色を見せてくれて、でもそれは全て現実で、辛いことや悲しいことがとめどなく起こるこの現実の中に、こんなに素晴らしい世界があるんだってことを教えてくれる。
わたしたちが見ているNEWSが作る世界は、紛れもないわたしたちが今生きているこの現実に存在していて、どんなことがあっても、いつでもここにNEWSがいるから、つらくても悲しくてもこのままで無理せずに生きてていんだって思わせてくれる。
こうやってNEWSに甘えながら生きていい。
「逃げる場所にしたっていい、辛くなるなら聞かなくていい」
それが全てだなと思った。
4人のSTORYが見たかったし、予定通り何の問題もなくSTORYを2020年に開催させてあげたかった。
でも。もし2020年に戻ってコロナも脱退も全ての出来事を消し去って予定通りの2020年を手に入れると引き換えに、2021年に開催された3人のSTORYで魅せてくれた全ての景色をどれか一つでも失うのなら、今の私はどっちを選ぶだろう。
どっちがいいかなんて分からないし選べないけど、2021年にNEWSが見せてくれた景色は、何ひとつ失いたくない。想像の中の未来より、自分がいる今の方がよっぽど信頼できるなって今なら思える。
4人で作ってきたパッケージをそのまま3人でパフォーマンスしてくれたからこそ、全てを受け入れられた気がしてる。
でも簡単なことじゃなかったはず。
NEWSって本当に凄いなと思った。
NEWS自身が、NEWSのことを本当に心の底から愛していて、増田くんが言ってたように、NEWSの楽曲やパフォーマンスに自信があるんだろうな。
責任とか、やらなきゃいけないとか、そういうことじゃなくて。NEWSが、NEWSをやりたい。終わりたくない。続けたい。その気持ちを精一杯表現してくれることが本当に幸せ。
当たり前やけど、NEWSからしたらNEWSは仕事やから。いくら、「NEWSが存在してるだけでいい」と思ってるオタクがいても、ある程度売れなければ存在し続けることは出来ないと思う。
人数が減るたびに、パフォーマンスのこととか色んなことを、偉そうに言ってくる人がいるけど。
実際、NEWSは今の人数でパフォーマンスして、それでちゃんとNEWSというアーティストとして存在してるんですよね。それが全て。
3人になって離れてしまったファンもいるだろうけど、3人のパフォーマンスを見てファンになる人だっていて。
コロナのことで嫌な声もあるよねって話を慶ちゃんがしてくれた時みたいにさ。
悔しいから、結果で返そうよ、って。
NEWSは結果で返してるんだよなぁって。
だってNEWSとしてちゃんと活動して、ファンを笑顔にしてる。
私たちはこれからも、出来る限りの力でNEWSを支えていく。
コロナのことなんかなくても、NEWSとNEWSファンは、全てが当たり前なんかじゃないってことをちゃんと分かってるから。だからこそ、このコロナ禍だって乗り越えられたんだと本気で思う。
起きてしまった現実は変えられないし、悲しい悔しい寂しい気持ちだって消えはしないけど、NEWSはそれさえ優しさで包んで、ぜんぶ宝物にしてくれる。
これからまだまだ長旅やのに、そんな大荷物置いて行けよ、って言わずに
全部持って行っていいよって、荷物半分持ってくれる。重たいならたまに休憩すればいいやんって。
立ち止まらないと気付けなかった絶景に出会えるかもしれないしね。
そうやってみんなで
少しずつ少しずつ前に進んで行きたいな。